毎日食べているお米、せっかくなら「日本一高価なお米」や「最高級品」と呼ばれるブランド米を食べてみたくはないですか?
とはいえ、お米のブランドや品種に詳しくないという方も多いはず。
そこで今回は、日本一高いお米の紹介や、質の高い高級米の上手な選び方、おすすめの高級米をご紹介します。
Amazonや楽天などの通販で買える高級米を取り揃えましたので、どのお米が好みに合うか、ご自身で目利きしてみてくださいね。
日本一高いお米って?

突然ですが、日本で一番高いお米の銘柄ってご存知ですか?
編集部が調査したところ、現在日本で一番価格が高いお米は、東洋ライス株式会社が生産する「世界最高級米」という金芽米です。(2022年3月執筆時点)

引用:金芽米公式オンラインショップ「世界最高米」
気になるお値段はなんと、6合で10,800円。2016年には、世界で最も高額なお米(Most expensive rice)としてギネス記録に認定されました。
「世界最高級米」は、静岡県で開かれる「米・食味分析鑑定コンクール」において「国際総合部門」で金賞を受賞した、最高に美味しい玄米を厳選したもの。独自のブレンド技術や精米技術を駆使し、玄米本来が持つ豊富な食物繊維や健康効果をさらに高めた最高級品です。
「一度は食べてみたい」という人が後を絶たないため、毎年発売と同時に即完売する人気商品です。
完売前に買えた人しか味わえない至極の一品、お米好きの方はぜひ人生に一度体験してみてはいかがでしょうか。
高級米の上手な選び方

まずは、初心者の方でもわかる、高級米の選び方を2つご紹介します。
高級なブランド米は、産地やブランドによって特徴が異なっていたり、お米のランクや等級が定められていたりします。
選ぶときにおさえておきたいポイントをまとめましたので、自分で好みのお米が目利きできるよう、参考にしてみてくださいね。
(1)ブランド・名産地で選ぶ

高級米を選ぶなら、「コシヒカリ」や「ミルキィクイーン」などの有名ブランドや、新潟県魚沼産や秋田県産など、お米の名産地で選ぶのがおすすめです。
ブランド化された高級米は、美味しさに加え安全性も確かなので、お米の銘柄に詳しくないという方は、メディアなどでよく耳にする有名な銘柄を選ぶとまず間違いがないでしょう。
日本で多く食べられている高級米ブランド
高級米のなかでも、日本で多く食べられていて特に知名度が高い、高級米ブランドの代表例をご紹介します。
知名度が高い高級米ブランドの代表例
- コシヒカリ
お米の生産量日本一の新潟でトップブランドとして長年支持されている、日本を代表するお米。農林水産省が発表した「令和3年産米の農産物検査結果」で、検査数量が令和3年産の全銘柄米の中で第1位であり、日本で1番食べられているお米として親しまれています。参照:日本穀物検定協会「3年産米の食味試験の実施及び概要」
- ミルキィクリーン
1985年に農林水産省が立案した「スーパーライス計画」によって、「コシヒカリ」をさらに改良して作られたお米のブランド。もち米に似ていながらコシヒカリ並みの低タンパク含量で、光沢があり、味がよい、柔らかく、粘りが強いのが特徴。
高級米をよく知らないという方や、お米のブランドに迷ったときは、これらの銘柄を選ぶと失敗が少ないでしょう。
お米の名産地は寒い地域に多い
お米の名産地としては、新潟県や秋田県など日本海側の地域が有名です。
お米の生産に適した3つの条件
- 綺麗な水が豊富である
- 昼夜の寒暖差が大きい
- 水はけの良い土壌
日本海側の寒い地域は、水や気候の寒暖差などが、お米の生産に適した3つの条件に当てはまるため、古くからお米の生産が盛んに行われてきました。
有名な産地 | 主に生産されているブランド・銘柄 |
---|---|
お米の名産地は、有名な高級米の銘柄も豊富。「どれが良いか分からない」と迷ったときは、上記に代表されるような、日本海側の寒い地域が産地のものを選ぶのがおすすめfです。
(2)お米のランク・等級で選ぶ

高級米は、お米のランクや等級で選ぶのもおすすめです。
お米は一見どれも同じに見えますが、お米の味や粒の成熟度によって「食味ランク」や「等級」が定められています。
また、食味ランキングの結果は、日本穀物検定協会で確認することができます。
食味ランクは5段階
お米の食味ランクは、コシヒカリを基準米とし、専門の食味評価エキスパートがその年のお米を5段階で評価するものです。
ランク | 基準米との比較 |
---|---|
参照:日本穀物検定協会「食味試験」
複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象の産地品種を比較して概ね同等のものを「A’」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として5段階評価します。
食味ランキングは「人が食べた時の味」が審査基準となっていることを憶えておくと良いでしょう。
等級は3段階
一方、等級はお米の形や不純物の割合など数値化された基準をもとに1〜3等までが定められます。
等級に関係する項目
- 整粒割合…お米の整った形をしている粒の割合がどのくらいか
- 含有水分…お米に含まれる水分量がどのくらいか
- 被害粒・死米・着色粒・異種穀粒・異物混入の割合…お米に含まれる不純物がどのくらいか
そして、上記の項目の割合によって、1等級〜3等級までにランク付けされます。
1等米 | 2等米 | 3等米 | |
---|---|---|---|
整粒割合 | |||
含有水分 | |||
被害粒・死米・着色粒・異種穀粒・異物混入の割合 |
参照:農林水産省「米穀の農産物検査結果」
今まで聞いたことがなかった銘柄のお米にも、きちんとランクがついているものもあるので、高級米選びの参考にしてみてくださいね。
ギフト・プレゼント用の高級米の選び方は?

高級米をギフトとして贈るときは、銘柄を重視して選ぶのがおすすめです。
お米は古来から、神に献上する収穫物としても多く使われてきた縁起物でした。現代でも毎日食卓に並ぶものだからこそ、高級米として有名な銘柄や「特A」と呼ばれる高級品を選ぶと、失敗が少ないでしょう。
有名な銘柄のギフトには、ブランド米を数キロずつ食べ比べできるセットがあり、いろいろな種類のお米を試してみたいという方へのギフトにぴったり。
また、ミニサイズの本物の米俵に入った高級米ギフトもあるので、もらって嬉しい工夫がされているギフトもあります。
ギフト用の高級米は、ぜひ銘柄を重視して選んでみてくださいね。
最高級米おすすめ10選!ギフトにも最適な美味しい米まとめ
ここからは、最高級米のおすすめを10つご紹介します。
ご紹介する高級米のなかには、高級料亭で使用されている銘柄や、皇族に献上された経歴を持つ由緒正しい銘柄もあります。
どの銘柄も、ランクが保証された美味しいお米ばかりなので、先述した目利きを参考に、どの高級米を食べてみたいか想像しながら読んでみてくださいね。
(1) 新潟県魚沼産コシヒカリ「雪椿」

新潟県魚沼産「雪椿」は、国内有数の高級料亭やミシュラン星獲得店などでも使用されている、最高級のコシヒカリです。
アジア市場最大級の日本の食に特化した祭典である「JAPAN FOOD」で、2017年に金賞を受賞している実力派のお米。
産地である新潟県魚沼市は、冬は豪雪地帯に指定されるほど雪が降り積もりますが、春になるとその雪解け水がミネラルをたっぷりと含み、田んぼに栄養を与えます。
「雪椿」は、そんな栄養満点な土壌で、国産の有機物肥料を使用して作られているため、安心で栄養価の高いお米として定評があります。
「最高級品を一生に一度は味わってみたい」という方におすすめの高級米です。
価格(1㎏あたり) | 約2,225円 |
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内容量 | 5kg |
品種 | コシヒカリ |
主産地 | 新潟県魚沼市 |
(2) 広島県産「ミルキークイーン」

広島県産の「ミルキークイーン」は、コシヒカリ同士を掛け合わせて生まれた最高級のブランド米です。
ミルキークイーンの誕生は1985年、農林水産省が立案した「スーパーライス計画」をもとに、食味が良く粘りの強い米の開発を目的として始まりました。従来の都道府県主導の新米計画とは違い、国主導の事業としてお米の研究がはじまり、コシヒカリの突然変異で誕生したのがミルキークイーンです。
輝くようなツヤと香りがあり、ほどよい粘りと柔らかさを併せ持ち、噛むほどに甘みのあるのが特徴。
お米は、アミロース含有量が低いほど米質は柔らかく粘りが多くなり、冷めても硬くなりにくいお米になりますが、ミルキークイーンはまさにその特徴を持っているので冷めても美味しく食べられます。
もちもちした食感のお米が好きな方におすすめの高級米です。
価格(1㎏あたり) | 約1,081円 |
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内容量 | 5kg |
品種 | コシヒカリ |
主産地 | 広島県 |
(3) 新潟県魚沼産無農薬コシヒカリ「幻」

新潟県魚沼産の無農薬コシヒカリ「幻」は、魚沼地域のなかでも最も美味しい米が作られるといわれる塩沢町で、無農薬栽培された最高級コシヒカリです。
農薬・化学肥料を使わずに、有機肥料だけで育てられた純正コシヒカリ品種のため、市場にはほとんど流通しない、その名の通り「幻のブランド米」です。
また、品質と食味向上のために万田酵素が使用されており、粒がふっくらとしていて甘みがあるのが特徴。
安心安全な美味しいお米が食べたい、という方におすすめの高級米です。
価格(1㎏あたり) | 1,836円 |
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内容量 | 5kg |
品種 | コシヒカリ |
主産地 | 新潟県南魚沼市 |
(4)岐阜県産「龍の瞳」

「龍の瞳」は、コシヒカリの稲の中でも飛び抜けて背が高く、籾(もみ)が通常の1.5倍ほど大きいものを品種改良して誕生した、岐阜県産のブランド米です。
契約農家が独自の栽培マニュアルを忠実に守って栽培し、厳しい検査に合格したものだけが「龍の瞳ブランド」として出荷されます。
安全性にもこだわっており、農薬は岐阜県が定める基準の農薬使用量の1/3程度しか使用されていません。さらに、病気に負けない丈夫なお米にするため、マグネシウム・カルシウム資材2種の肥料を使用しています。
お米の1粒1粒がしっかりと大きく、吸水性に優れているのが特徴。水をたくさん吸ってふっくらとした、美味しいお米が楽しめますよ。
価格(1㎏あたり) | 1,915円 |
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内容量 | 1kg |
品種 | コシヒカリ |
主産地 | 岐阜県 |
(5)新潟県魚沼産コシヒカリ「越後米俵」

新潟県魚沼産コシヒカリの「越後米俵」は、本物の稲ワラで出来た米俵に入った、ギフトにぴったりの高級ブランド米です。
時代劇で出てくるような米俵のミニサイズが自宅に届くなんて、少しワクワクしますよね。
新潟県の魚沼は、食味ランキングで25年以上「特A」ランクを獲得するコシヒカリを生産している、言わずと知れた日本一有名なお米の産地。
魚沼産のコシヒカリは、他のお米に比べデンプンのバランスが良く、冷めても美味しく食べられるのが特徴です。そのため、お弁当につめてもパサパサになったり、硬くなったりせず、ふっくらしたお米が楽しめます。
ギフトで魚沼産のコシヒカリを贈るなら、ほかの商品とは違った米俵の見た目がユニークな「越後米俵」がおすすめですよ。
価格(1㎏あたり) | 3,980円 |
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内容量 | 1kg |
品種 | コシヒカリ |
主産地 | 新潟県魚沼市 |
(6) 広島県産 献上金賞米「雅-MIYABI-」
広島県産の「雅-MIYABI-」は、米・食味鑑定士コンクールにて6年連続で金賞に輝いた、複数原料米のブランド米です。
生産の過程で化学肥料を使用しておらず、肥料として田んぼの中の微生物を増加させることで、安全で元気な土で育てられています。
産地である広島県は、昼夜の寒暖差が大きいため、お米づくりにおいて新潟県魚沼に引けをとらない理想的な土地です。日中に光を吸収してデンプンを作り、冷え込む夜間で日中に蓄えられた栄養が旨味成分へと変化するため、美味しいお米が育ちます。
そのなかでも雅(みやび)は、宮内庁へ献上された実績を持ち、天皇家の元旦祭で皇族の方々が、その年最初に食べられたお米です。
天皇家も食べたというこだわりの一品を、ぜひ体験してみてください。
価格(1㎏あたり) | 5,733円 |
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内容量 | 750g |
品種 | – |
主産地 | 広島県 |
(7)奥三河ミネアサヒ「皇室献上米」

奥三河ミネアサヒ「皇室献上米」は、コシヒカリ系のお米のなかでも、愛知県のごく限られた面積でしか栽培されていない、希少価値の高いブランド米です。
稲を作る面積が小さいぶん、市場に出回る数が限られているので、幻のお米と言っても過言ではないほど。
ミネアサヒの特徴はその見た目にあります。お米の粒が、他のブランド米に比べ小さく丸みを帯びていて、小粒ながらも粘りやうまみがコシヒカリに匹敵する、珍しい品種として知られています。
また、適度な硬さがあり粒が潰れにくいため、料亭などでは炊き込みご飯用のお米として重宝されています。
小粒のお米が好きという方や、コシヒカリ独特の柔らかさが苦手、という方にもおすすめの高級米です。
価格(1㎏あたり) | 85,970円 |
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内容量 | 300g |
品種 | コシヒカリ |
主産地 | 愛知県奥三河 |
(8)日本の銘米「全国の特A米5種類」

日本の銘米「全国の特A米5種類」は、お米の食味ランキングにおいて「特A」ランクを獲得した有名ブランド米だけを集めた、ギフトセットです。
北海道産の「ななつぼし」・秋田県産の「あきたこまち」・新潟県魚沼産の「コシヒカリ」などの有名な高級米を、贅沢に食べ比べできます。各地の生産者が丹精を込めて育てたふるさとのお米を一度に楽しめる、まさにお米のプレミアムギフト。
ギフト箱を開けるとカラフルな米袋に入っており、見た目も華やかでギフトに喜ばれること間違いなし。
注文後に精米したての新鮮な状態で届けられるので、お中元やお歳暮など特別な日のギフトにもぴったりですよ。
価格(1㎏あたり) | 1,595円 |
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内容量 | 3合(450g)×5袋 |
品種 | ななつぼし・あきたこまち・コシヒカリ |
主産地 | 北海道・秋田県・新潟県魚沼市 |
(9)極上魚沼産コシヒカリ「特A米」

極上魚沼産コシヒカリ「特A米」は、「魚沼産コシヒカリをリーズナブルに試してみたい」という方におすすめのブランド米です。
先述した同じく魚沼産の「雪椿」と比べ安価ですが、食味ランキングでは堂々の「特A」ランクを獲得している、実力のあるお米。
魚沼産コシヒカリの特徴でもある、粘りと甘みがありモチモチとした食感が楽しめます。
手作業で作られた布袋に詰められているので、ギフトとしても喜ばれるでしょう。
価格(1㎏あたり) | 1,000円 |
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内容量 | 5kg |
品種 | コシヒカリ |
主産地 | 新潟県魚沼市 |
(10)北海道美唄産「雪蔵工房おぼろづき」


北海道美唄産「雪蔵工房おぼろづき」は、2006年に全国米・食味分析鑑定コンクールで金賞を受賞したお米です。
美味しさの特徴は、もちもち感と粘り、そして冷めても変わらない旨さです。
また、冬の間に集めた雪とおぼろづきと一緒に備蓄庫で貯蔵し、お米を休眠状態にさせておくことで、いつでも採れたての味を届けてくれます。
冷めてもパサつかず、もちもちして炊き立ての甘みを味わえるので、お弁当やおにぎりをよく作る人におすすめのお米ですよ。
価格(1㎏あたり) | 730円 |
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内容量 | 5kg |
品種 | おぼろづき |
主産地 | 北海道美唄市 |
高級米のおいしさを存分に味わうなら、やっぱり「土鍋」
せっかく高級米を手に入れても、いつもの炊飯器ではおいしさが半減してしまうかも…。
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最高級米の比較一覧表
あなたにとっての日本一の最高級米を見つけてみて

お米には、「最高級品」と呼ばれる高級なブランド米が多数存在します。
品質にこだわって作られた高級米は、毎日の食卓で楽しむにも、大切な方へのギフトとして贈るにもぴったりです。
今回ご紹介した、高級米の目利きのポイントを参考に、一生に一度は食べてみたいとびきりの一品を選んでみてくださいね。