高級天体望遠鏡のおすすめ10選|高性能モデルで大人の趣味を満喫

高級天体望遠鏡のおすすめ10選|高性能モデルで大人の趣味を満喫

星空の神秘を追い求め、大人の趣味として愛される天体観測。高級天体望遠鏡を使えば、宇宙の奥深さをより鮮明に楽しめます

この記事では、高級天体望遠鏡の選び方とおすすめ10選をご紹介します。初心者にも扱いやすいものから多機能・高性能のものまで、さまざまなモデルを幅広くピックアップしました。

輝く星座や遠くの惑星を鮮明に観察し、天体観測の魅力に浸りましょう。


※商品情報は記事執筆時のものです。タイミングによって価格や内容、販売状況が変動することがございます。ご了承くださいませ。

高級天体望遠鏡の選び方5つ

ここでは、高級天体望遠鏡の選び方を5つご紹介します。

(1)光学形式による違いを知ろう

(1)光学形式による違いを知ろう

天体望遠鏡には鏡筒と呼ばれる部品があり、光を集める対物レンズや反射鏡、像を拡大する接眼レンズで構成されています。そんな鏡筒の光学形式は大きく4種類にわけられ、それぞれに特徴や適した観測対象があります。

光学形式によって観測可能な星の種類が異なるため、見たい天体を明確にして選ぶことが重要です。また扱いやすさも差があるため、初心者の人は「屈折式」から始めるとよいでしょう。

光学形式特徴
屈折式【仕組み】
・対物レンズを通過した光を接眼レンズで拡大

【見え方の傾向】
・視界全体が常に安定、高コントラスト

【使い方の特徴】
・光軸調整や保管時の手入れが不要
・メンテナンスが簡単
・さまざまな天体が観測可能
・本体は重め

【おすすめの人】
・やや高価だが初心者にも扱いやすい
反射式【仕組み】
・対物主鏡(凹面鏡)に反射した光を斜鏡で反射させ、接眼レンズで拡大

【見え方の傾向】
・中心部の像がシャープかつ色収差(色のにじみ)なし

【使い方の特徴】
・観察前に外気温に慣らす必要あり
・暗い星の観測も可能
・太陽観測は×

【おすすめの人】
・中~上級者
カタディオプトリック式【仕組み】
・屈折式と反射式の長所をあわせたもの
・レンズと鏡を組み合わせて光を集める

【見え方の傾向】
・色、球面、像面の収差を高いレベルで補正

【使い方の特徴】
・観察前に外気温に慣らす必要あり
・太陽観測は×

【おすすめの人】
・中~上級者
・コンパクトな天体望遠鏡が欲しい人
マクストフカセグレン式【仕組み】
・高精度メニスカスレンズを使用

【見え方の傾向】
・色、球面、像面の収差を高いレベルで補正

【使い方】
・観察前に外気温に慣らす必要あり
・太陽観測は×

【おすすめの人】
・中~上級者
・コンパクトな天体望遠鏡が欲しい人

(2)架台によって扱い方がかわる

(2)架台によって扱い方がかわる

天体望遠鏡には、鏡筒を安定して保持する架台があります。架台の種類によって扱い方が異なるため、事前に特徴をよく知っておきましょう。

架台の種類特徴
経緯台・水平、垂直の移動を組み合わせて動かすタイプ
・ひとつの天体の動きを追い続けるのは難しい
・長時間の観測・撮影には不向き
・構造がシンプルで組立や操作がしやすい
・軽量で比較的安価
赤道儀・円を描くように動かすタイプ
・ひとつの天体を追いかけやすい
・長時間の観測・撮影に最適
・構造が複雑で操作が難しい
・比較的重く高価

初心者の人には経緯台が、天体望遠鏡の扱いに慣れてきた中〜上級者の人には赤道儀がおすすめです。

架台のなかには、天体を自動で追いかける自動追尾機能や、天体を自動で探し出せる自動導入機能が備わっているものもあります。便利な機能ですが重量や価格が上がるため、目的や予算に応じて最適なものを選びましょう。

(3)有効径の大きさをチェック

(3)有効径の大きさをチェック

天体望遠鏡を選ぶときには、対物レンズや主鏡の口径(有効径)も重要なポイントです。

口径が大きいほどより多くの光を集められ、天体を明るくクリアに観測できます。とくに星雲や星団などの暗い天体を観測したい場合は、口径の大きい天体望遠鏡が適しています

初心者には80〜130mmほどの有効径がおすすめです。使いやすさと十分な性能を兼ね備えているため、長く愛用できますよ。

(4)見たいものにあった倍率を選ぼう

(4)見たいものにあった倍率を選ぼう

倍率は対物レンズの焦点距離と接眼レンズの焦点距離の組み合わせで決まります。しかし、高倍率が必ずしもよいとは限りません。観測対象によって最適な倍率が異なります

天体を観察する場合は高倍率が見やすいですが、広い範囲を見渡す星座や星雲を観察する際は低倍率が好ましいです。

適正倍率は、有効径(mm)を約2倍した数値までです。適正倍率以上になると視界が暗くぼやけてしまうので注意しましょう。

倍率見えるもの
低倍率(30~70倍)月・星雲・星団・彗星
中倍率(70~140倍)月・土星・木星・金星・水星・火星
高倍率(140倍~)月・土星・木星・金星・水星・火星

(5)サイズ・重量も忘れず確認

(5)サイズ・重量も忘れず確認

天体観測を長く楽しむには、天体望遠鏡のサイズや重量も大切なポイントです。

持ち運びがしやすい軽量なモデルを選べば、移動中のストレスを軽減できます。さらにコンパクトなモデルを選べば、収納スペースにも困りません。

手軽に扱えるモデルを選ぶことで、天体観測がより一層楽しくなります。扱いやすいサイズ・重量をしっかり確認して、自分に最適な天体望遠鏡を見つけましょう。

高級天体望遠鏡のおすすめ10選

ここからは、高級天体望遠鏡のおすすめ10選をご紹介します。

(1)Vixen(ビクセン)「ポルタ2 ED80Sf」

参考価格(税込)183,480円
光学方式屈折式
架台の種類経緯台
有効径80mm
倍率30倍、100倍
サイズ・鏡筒部(長さ:570mm、外径:100mm)
・三脚(長さ:900↔1,300mm、高さ(地上高):705↔1,200mm、設置半径:370↔606mm)
重さ10.5kg(接眼レンズ別)

Vixen(ビクセン)「ポルタ2 ED80Sf」は、はじめて天体望遠鏡を使う人にぴったりのアイテムです。

この天体望遠鏡の魅力は使い勝手のよさ。フリーストップ式の架台を採用しており、手を離した位置で鏡筒を止められます。さらに微動ハンドルによる直感的な操作が可能で、自由に観測ができますよ。

クリアで高コントラストな視界は、写真撮影にも最適。初心者から上級者まで広く愛用されるアイテムです。

(2)Vixen(ビクセン)「天体望遠鏡 HF2-BT126SS-A」

参考価格(税込)585,200円
光学方式‎屈折式
架台の種類経緯台
有効径126mm
倍率31倍
サイズ・鏡筒部(長さ:630mm、幅:360mm、高さ:200mm)
・三脚(長さ:807↔1,299mm、高さ(地上高):730↔1,156mm、設置半径:460↔706mm)
重さ19.4kg(接眼レンズ別)

Vixen(ビクセン)「天体望遠鏡 HF2-BT126SS-A」は、フリーストップ式の経緯台を備えた大型双眼鏡です。

このアイテムの特徴は、接眼レンズの交換で自由に倍率を選べること。さらに接眼部が45度に傾いているため、どの角度の観測も楽におこなえます。真上の天体も首を痛めることなく眺められますよ。

大口径のため、星雲・星団、彗星の観察でもくっきりとした視界を確保。高性能の大型双眼鏡をお探しの人におすすめのアイテムです。

(3)BORG(ボーグ)「BORG90FL 天体鏡筒セット CR 6390」

参考価格(税込)385,000円
光学方式屈折式
架台の種類
有効径90mm
倍率25倍、56倍
サイズ鏡筒縮長:420mm
重さ3.0kg

BORG(ボーグ)「BORG90FL 天体鏡筒セット CR 6390」は、天体望遠鏡・地上望遠鏡・望遠レンズが1台でこなせる多機能セットです。

鏡筒はカーボン製で、大口径でありながらもたった3.0kgという軽さ。さらにすべてのパーツが分割可能な構造になっているため、どこにでも気軽に持ち運べます。

これ1台で天体観測から野鳥観測まで、幅広いシーンで活躍します。すでにカメラ三脚や経緯台をお持ちで、最新機能の天体望遠鏡を使用したいという人におすすめです。

(4)CELESTRON(セレストロン)「StarSense Explorer DX130AZ」

参考価格(税込)81,400円
光学方式反射式
架台の種類経緯台
有効径130mm
倍率26倍、65倍
サイズ・鏡筒(長さ:635mm、外径:165mm)
・三脚(高さ:1,245mm)
重さ8.16kg

CELESTRON(セレストロン)「StarSense Explorer DX130AZ」は、新しいスタイルで観測ができる天体望遠鏡です。

最大の特徴は、スマートフォンで天体を探せること。専用アプリ「StarSense Explorer」が見たい星を自動で探し、望遠鏡をのぞかずに星を見つけられます。そのとき観測可能な天体をアプリが教えてくれるのもうれしいポイントです。

大口径で低〜中倍率のため、星団や星雲などの観察にぴったり。「StarSense Explorer DX130AZ」で、まったく新しい天体観測をお楽しみください。

(5)ケンコートキナー「NEWスカイエクスプローラー SE250N CR 鏡筒」

参考価格(税込)150,000円
光学方式反射式
架台の種類赤道儀
有効径254mm
倍率
サイズ鏡筒(長さ:1120mm、外径:288mm)
重さ14.5kg

ケンコートキナー「NEWスカイエクスプローラー SE250N CR 鏡筒」は、高精度放物面鏡を備えたニュートン式反射望遠鏡です。

この望遠鏡は、観測だけでなく撮影にも活躍します。Webカメラや冷却CCDカメラを使用した撮影にも対応しており、美しい星々を写真に納められますよ。

架台には赤道儀を採用しており、スムーズな操作で天体を見つけられます。優れた性能と使い勝手を兼ね備えた、天体観測や撮影を愛する人におすすめのアイテムです。

(6)Vixen(ビクセン)「AP-R130Sf」

参考価格(税込)177,100円
光学方式反射式
架台の種類赤道儀
有効径130mm
倍率33倍、103倍
サイズ・鏡筒(長さ:575mm、外径:160mm)
・三脚(長さ:570↔1296mm、高さ(地上高):526↔1159mm、縮長:598.4mm、設置半径:350↔710mm)
重さ14.8kg(接眼レンズ別)

星雲・星団などの暗い天体の観測を考えている人には、Vixen(ビクセン)「AP-R130Sf」が最適です。

口径130mmの反射式鏡筒を備え、広くて明るい視界を確保。フリーストップ式採用により直感的な操作が可能で、微動ツマミ(赤経)を回すことで簡単に天体を追いかけられます。

シンプルなデザインと軽量なボディも魅力。初心者から上級者まで、手軽に本格的な天体観測を楽しめるアイテムです。

(7)SIGHTRON(サイトロン)「Sky-Watcher MAK127 AZ-Go2」

参考価格(税込)96,800円
光学方式マクストフカセグレン式
架台の種類経緯台
有効径127mm
倍率75倍、150倍
サイズ
重さ8.5kg(電池は含まず)

SIGHTRON(サイトロンジャパン)「Sky-Watcher MAK127 AZ-Go2」は、自動導入機能を搭載したマクストフカセグレン式望遠鏡です。

この望遠鏡はWi-Fiモジュールを内蔵しており、専用のアプリを使用してスマートフォンやタブレット端末から操作できます。惑星、星雲、星団、彗星など、さまざまな天体を簡単に見つけられるため、観測の幅が広がりますよ。

しっかりと安定したつくりなので、高倍率での観測にも活躍します。「Sky-Watcher MAK127 AZ-Go2」で、手軽にプロのような天体観測をお楽しみください。

(8)CELESTRON(セレストロン)「天体望遠鏡 NexStar 6SE SCT」

参考価格(税込)278,300円
光学方式カタディオプトリック式
架台の種類経緯台
有効径150mm
倍率60倍
サイズ鏡筒(長さ:406mm、外径:181mm)
重さ13.6kg

CELESTRON(セレストロン)「天体望遠鏡 NexStar 6SE SCT」は、カタディオプトリック式の本格天体望遠鏡。150mmの大口径で、暗い天体も細部までじっくりと観察できます。

大きな特長は、天体の自動導入・追尾機能が備わっていること。ハンドコントローラーに40,000個以上の天体情報が内蔵されており、初心者でも簡単に希望の星を見つけられますよ。

ステンレススチール製の三脚は頑丈で、鏡筒をしっかりと支えます。さらに身長にあわせて高さの調整もできるので、子どもでも観測しやすいのもうれしいポイントです。

(9)Vixen(ビクセン)「VC200L」

参考価格(税込)286,000円
光学方式カタディオプトリック式
架台の種類
有効径200mm
倍率
サイズ長さ:600mm、外径:232mm
重さ6.9kg

Vixen(ビクセン)「VC200L」は、大口径で星々を鮮明にとらえ、美しい写真を撮影できるカタディオプトリック式の鏡筒です。

3枚のフィールド補正レンズを搭載し、コマ収差・球面収差・像面湾曲をしっかりと補正。散光星雲やディープスカイの撮影でも優れた性能を発揮します。

プロフェッショナルな天体写真を追求する人にぴったりのアイテムです。

(10)ケンコートキナー「スカイエクスプローラー SE-GT102M II」

参考価格(税込)103,400円
光学方式マクストフカセグレン式
架台の種類経緯台
有効径102mm
倍率
サイズ・鏡筒(長さ:310mm、外径:115)
・三脚+架台(高さ:873~1333mm)
重さ6.1kg

ケンコートキナー「スカイエクスプローラー SE-GT102M II」は、天体の自動導入機能を備えたマクストフカセグレン式天体望遠鏡です。

ハンドコントローラーには42,000個以上の天体がインプットされており、見たい天体をスムーズに見つけられます。さらに一等星を導入すると初期設定ができる機能も搭載。初心者でもストレスなく扱えますよ。

別売りのソフトを導入すれば、パソコンから望遠鏡を操作することも可能。観測や撮影の幅が広がり、新しい天体観測を楽しめるでしょう。

高級天体望遠鏡の比較一覧

商品名商品イメージ画像参考価格(税込)光学方式架台の種類有効径倍率サイズ重さ
Vixen(ビクセン)
「ポルタ2 ED80Sf」
183,480円屈折式経緯台80mm30倍、100倍・鏡筒部(長
さ:570mm、
外径:100mm)
・三脚(長さ

900↔1,300mm
、高さ(地上高)

705↔1,200mm、
設置半径:
370↔606mm)
10.5kg(接眼
レンズ別)
Vixen(ビクセン)
「天体望遠鏡
 HF2-BT126SS-A」
585,200円屈折式経緯台126mm31倍・鏡筒部(長
さ:630mm、
幅:360mm、
高さ:200mm

・三脚(長さ

807↔1,299mm
、高さ(地上高
):
730↔1,156mm、
設置半径

460↔706mm)
19.4kg(接眼
レンズ別)
BORG(ボーグ)
「BORG90FL
 天体鏡筒セット CR 6390」
385,000円屈折式90mm25倍、56倍鏡筒縮長:
420mm
3.0kg
CELESTRON
(セレストロン)
「StarSense
 Explorer DX130AZ」
81,400円反射式経緯台130mm26倍、65倍・鏡筒(長さ
:635mm、外
径:165mm)
・三脚(高さ
:1,245mm)
8.16kg
ケンコートキナー
「NEWスカイエクス
プローラー
 SE250N CR 鏡筒」
150,000円反射式赤道儀254mm鏡筒(長さ:
1120mm、外
径:288mm)
14.5kg
Vixen(ビクセン)
「AP-R130Sf」
177,100円反射式赤道儀130mm33倍、103倍・鏡筒(長さ
:575mm、外
径:160mm)
・三脚(長さ

570↔1296mm
、高さ(地
上高):
526↔1159mm
、縮長:
598.4mm、設
置半径:
350↔710mm)
14.8kg(接眼
レンズ別)
SIGHTRON
(サイトロン)
「Sky-Watcher
 MAK127 AZ-Go2」
96,800円マクストフカセ
グレン式
経緯台127mm75倍、150倍8.5kg(電池
は含まず)
CELESTRON
(セレストロン)
「天体望遠鏡
 NexStar 6SE SCT」
278,300円カタディオプト
リック式
経緯台150mm60倍鏡筒(長さ:
406mm、外径
:181mm)
13.6kg
Vixen(ビクセン)
「VC200L」
286,000円カタディオプト
リック式
200mm長さ:600mm
、外径:
232mm
6.9kg
ケンコートキナー
「スカイエクスプローラー
 SE-GT102M II」
103,400円マクストフカセ
グレン式
経緯台102mm・鏡筒(長さ
:310mm、外
径:115)
・三脚+架台
(高さ:873
~1333mm)
6.1kg

高級な天体望遠鏡で美しい星座や天体を観察しよう

優れた性能と使いやすさを兼ね備えた高級天体望遠鏡は、より高度な天体観測や撮影に最適のアイテムです。

一見複雑そうに見えますが、直感的に操作できるものも多々あるため、初心者でも安心して扱えますよ。

高級天体望遠鏡を使えば、惑星や星雲、星座などを鮮明に観察でき、宇宙の神秘に触れられます。自分にぴったりの高級天体望遠鏡を見つけて、充実した天体観測を楽しみましょう。

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