栃木の日本酒のおすすめ15選|有名酒蔵の日本酒や金賞受賞歴のある商品を厳選

栃木の日本酒のおすすめ15選|有名酒蔵の日本酒や金賞受賞歴のある商品を厳選

引用:飯沼銘醸株式会社

世界遺産の「日光東照宮」や、日本三大イルミネーションのひとつである「あしかがフラワーパーク」などを有する栃木県。観光地としても有名ですが、名水百選の水を使った日本酒も見逃せません。

ミネラルや硬度などが良質な水は、日本酒造りに最適。杜氏がつくる渾身の1本は、栃木が誇る銘酒ばかりです。

今回は、栃木のおすすめ日本酒15選を紹介します。栃木でしか買えない日本酒もあるので、好みの1本を選んでくださいね。

【商品選定の方法】
日本酒好きの編集部員を中心に、おすすめの日本酒を厳選。Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングで評価が高いものをベースに、地域ならではの掘り出し物も調査して紹介します。


※商品情報は記事執筆時のものです。タイミングによって価格や内容、販売状況が変動することがございます。ご了承くださいませ。

栃木の日本酒の特徴

栃木の日本酒の特徴

栃木には鬼怒川や渡良瀬川・那珂川といった多くの河川があり、豊かな水資源を各地に有しています。おいしい日本酒造りに水は欠かせず、硬度やミネラル分に優れた水が栃木では採水可能です。

その水を使って米の旨みや甘みといった個性を引き出した日本酒は、「濃醇で甘口な味わい」なものばかり。栃木の食文化は濃い味付けが多いため、食事との相性も抜群です。

また、酒造りを「下野杜氏」という若手グループがおこなっているのも特徴。昔ながらの酒造り技術を継承しつつ、若手ならではの柔軟な発想で栃木独自の日本酒造りを発展させています。

栃木の有名な酒造

栃木の有名な酒造

栃木にも有名な酒蔵は数多くあり、どれにするか迷うときは酒蔵から選ぶのもよいでしょう。1806年にさくら市で創業した「せんきん」は、江戸時代からの醸造法を用いた酒造りが特徴。仕込み水と同じ水脈にある田んぼから原料となる米を収穫する「ドメーヌ化」を実現しており、唯一無二の個性ある日本酒が味わえます。

「小林酒造」は小山市で1872年創業で、豊かな田園地帯にある酒蔵。「地元に根ざした愛される酒・酒蔵を目指す」をモットーに、地下水豊富な美田地区で生まれた「鳳凰美田」は全国的に有名な銘酒です。

1811年に栃木市で創業した「飯沼銘醸」も有名な酒蔵のひとつ。良質な米の産地として有名な田園地帯「西方町」は、きれいな水と空気で酒造りに適した環境が整っています。栃木では珍しい辛口な日本酒が特徴で、なかでも「杉並木」は代表的な銘酒です。

栃木の有名な日本酒ブランド

栃木の有名な日本酒ブランド

栃木の日本酒は味わい深いものが多く、米本来の甘みや旨みを感じられるのが魅力のひとつ。数多くある有名なブランドのなかから、とくにおすすめな3つの銘柄を特徴とともに解説します。

ブランド名特徴
仙禽(せんきん)ナチュール・クラシック・モダン・プレミアムの4種類がある
基本的に酸味や甘みがしっかりしている
食事に合わせるだけでなくシーンで選べるのが強み
鳳凰美田(ほうおうびでん)吟醸造りにこだわり、丁寧できめ細やかな酒質
はなやかなフルーツの香りで非常にみずみずしい味わい
日本酒とは思えない果実感あふれる風味が特徴
若駒(わかこま)丁寧な手作りの酒造りにこだわっている
香りはさわやかで芳醇な味わい
辛口ながら深い旨みがあり飽きがこない

【甘口】栃木の日本酒おすすめ5選

ここからは、甘口タイプの栃木の日本酒おすすめ5選をご紹介します。

(1)虎屋本店「七水 純米大吟醸40 Y3」

参考価格(税込)3,355円
種類純米大吟醸
内容量720ml
原料米夢ささら80%
山田錦20%
精米歩合40%
アルコール分16%

1788年から続く栃木・宇都宮に店を構える老舗酒蔵「虎屋本店」。宇都宮にある7つの名水のうちのひとつを使って酒造りをしており、県内だけでなく県外や海外にも出荷しています。

「七水 純米大吟醸40 Y3」は、2021年におこなわれたワインコンテストの「純米大吟醸酒の部」で1位に輝いた日本酒。いちごやアプリコットのような甘みある香りに、ミックスフルーツのようなフレッシュでジューシーな味わいが特徴です。

虎屋本店「七水 純米大吟醸40 Y3」

(2)飯沼銘醸「姿 晴れすがた 純米吟醸 無濾過生原酒」

参考価格(税込)3,300円
種類純米吟醸
内容量1800ml
原料米彗星100%
精米歩合55%
アルコール分17%

「飯沼醸造」は、栃木県の南西に位置する西方町にあり、県内でも有数の米の産地として有名です。県内だけでなく岡山や北海道など、さまざまな酒米を使用した酒造りをおこなっています。

北海道米「彗星」を使った純米吟醸「姿」は、はなやかな果実味とボリュームある旨みが特徴。甘みはほんのりと感じられ、さわやかな酸があるのでキレも楽しめます。

(3)宇都宮酒造 「四季桜原酒」

参考価格(税込)2,475円
種類原酒
内容量1800ml
原料米あさひの夢 など
精米歩合65%
アルコール分18%

1871年に宇都宮で創業した「宇都宮酒造」は、栃木県を代表する酒蔵のひとつです。「小さな盃のなかの酒でも、つくる人の心がこもっているなら味わいは無限」をモットーに、先人が築き上げた酒造りを受け継ぎ・努力を忘れず旨い酒を追求し続けています。

代表銘柄「四季桜原酒」は、やや甘口で濃醇なタイプの日本酒。加水をおこなわないので、日本酒本来の濃厚な香りが楽しめます。コクに厚みがあるので、オンザロックで飲むのがおすすめです。

(4)富川酒造店「忠愛 純米吟醸 出羽燦々 うすにごり」

参考価格(税込)1,905円
種類純米吟醸
内容量720ml
原料米出羽燦々
精米歩合55%
アルコール分16%

「地酒は地方食文化」という考えから、こだわりの酒造りを目指している「富川酒造店」。食材の特性を活かし安全性にも考慮した方法で製造しています。地域の伝統や文化の継承を心がけている、地元で愛されている酒蔵です。

代表銘柄「忠愛」は、忠君愛国の精神がもてはやされたことで誕生しました。出羽燦々を使用した純米吟醸酒で、やさしい口あたりが特徴。フルーティな香りと甘みのバランスがとれた逸品で、とくに春野菜や魚料理との相性は抜群です。

富川酒造店「忠愛 純米吟醸 出羽燦々 うすにごり」

(5)渡邉酒造「旭興 大吟醸」

参考価格(税込)5,600円
種類大吟醸
内容量720ml
原料米山田錦
精米歩合37%
アルコール分17%

県最北に位置する酒蔵「渡邉酒造」は、大田原市で創業している小さな酒蔵です。明治45年に移転をおこなった際に「朝日(旭)が昇る(興る)」という縁起を担いで、銘柄でもある「旭興(きょくこう)」としました。

若い造り手ながら品評会や審査会で高い評価をされている「旭興」は、はなやかな香りに米のふくよかな味わいが特徴。香りと甘み・最後の余韻までがひとつにつながる仕上がりは絶品の一言です。

大切な人や目上の方へのギフトにもおすすめですよ。

【甘口】栃木の日本酒 比較一覧

商品名商品イメージ画像参考価格
(税込)
種類内容量原料米精米歩合アルコール分
虎屋本店
「七水 純米大吟醸40Y3」
3,355円純米大吟醸720ml夢ささら
80%
山田錦20
40%16%
飯沼銘醸
「姿 晴れすがた
 純米吟醸 無濾過生原酒」
3,300円純米吟醸1800ml彗星100%55%17%
宇都宮酒造
 「四季桜原酒」
2,475円原酒1800mlあさひの夢など65%18%
富川酒造店
「忠愛 純米吟醸 
出羽燦々 うすにごり」
1,905円純米吟醸720ml出羽燦々55%16%
渡邉酒造
「旭興 大吟醸」
5,600円大吟醸720ml山田錦37%17%

【中口】栃木の日本酒おすすめ4選

ここからは、中口タイプの栃木の日本酒おすすめ4選をご紹介します。

(1)大那「純米吟醸 夢ささら 生酒」

画像出典:矢島酒店

参考価格(税込)1,815円
種類純米吟醸
内容量720ml
原料米夢ささら
精米歩合50%
アルコール分16%

「大いなる那須の大地のような大きい蔵を目指す」との思いがこめられた「大那」。地元の契約農家から提供されている酒米を使用し、おいしい日本酒造りをおこなっています。

栃木県で2018年に誕生した酒造好適米「夢ささら」を使用した純米吟醸。芳醇で豊かな香りとほんのり熟した味わい、夢ささらがもつ酸とメロンのようなやさしい甘みが口いっぱいに広がります。

(2)小林酒造「鳳凰美田 純米吟醸」

画像出典:矢島酒店

参考価格(税込)1,980円
種類純米吟醸
内容量720ml
原料米山田錦
五百万石
精米歩合55%
アルコール分16~17%

一面が田園に囲まれ、豊富な地下水をもつ小山市美田地区に「小林酒造」はあります。地元に愛される酒造りを目指し、吟醸酒造りにこだわり続けている酒蔵です。

ほんのり感じられるマスカットやメロンのような果実の香りが最大の特徴。米がもつ甘みをしっかり活かした上品な味わいも、鳳凰美田の魅力といえます。ひと口飲むことであと引く余韻が楽しめる日本酒です。

(3)外池酒造「燦爛 純米大吟醸 夢ささら」

参考価格(税込)2,660円
種類純米大吟醸
内容量720ml
原料米夢ささら
精米歩合45%
アルコール分16%

焼き物の里として有名な益子町で、唯一の酒蔵が「外池酒造」です。良質な米や水だけでなく、昔ながらの製法にこだわった酒造りが特徴。国内の歓評会だけでなく全米での歓評会など、数多くの金賞受賞歴をもつ人気の高い酒蔵です。

夢さららを用いて造られる「燦燗」は、洋梨のようなさわやかでフルーティな香りと、やわらかな旨みのバランスのよさが特徴。のどを通ったあとも味もほのかな酸味を感じられるため、スッキリとした印象です。冷やして飲むのはもちろん、燗にしてもおいしく味わえるでしょう。

(4)外池酒造「望(bo:)純米大吟醸 雄町」

参考価格(税込)2,354円
種類純米大吟醸
内容量720ml
原料米雄町
精米歩合50%
アルコール分16%

国内外問わず、数々の大会で金賞を獲得した経歴をもつ「外池酒造」。嗜好品としてだけでなく、文化としての日本酒に挑戦をした新しいコンセプトのブランドが「望」です。

「望」と書いて「bo:(ぼう)」と読み、「buono(おいしい)」という意味も含んでいます。端麗で芳醇なまるみのある甘さに、徐々に広がる酸味とスッキリしたキレのよいあと味が特徴です。

あらゆる人に親しまれる日本酒を目指しただけあって、飲む人を虜にすることでしょう。

【中口】栃木の日本酒 比較一覧

商品名商品イメージ画像参考価格(税込)種類内容量原料米精米歩合アルコール分
大那
「純米吟醸 夢ささら 生酒」
1,815円純米吟醸720ml夢ささら50%16%
小林酒造
「鳳凰美田 純米吟醸」
1,980円純米吟醸720ml山田錦
五百万石
55%16~17%
外池酒造
「燦爛 純米大吟醸
 夢ささら」
2,660円純米大吟醸720ml夢ささら45%16%
外池酒造
「望(bo:)
純米大吟醸 雄町」
2,354円純米大吟醸720ml雄町50%16%

【辛口】栃木の日本酒おすすめ6選

ここからは、辛口タイプの栃木の日本酒おすすめ6選をご紹介します。

(1)せんきん「クラシック仙禽 亀ノ尾」

画像出典:矢島酒店

参考価格(税込)1,950円
種類無濾過原酒
内容量720ml
原料米亀の尾
山田錦
精米歩合麹:50%
掛:60%
アルコール分15%

昔ながらの日本酒とは違い、甘酸っぱくジューシーな酒造りにこだわりをもつ「せんきん」。日本酒業界においてタブーとされていた味をとり入れ、時代の流れに合わせることで、若い世代から絶大な指示を得ています。

果実感が強く穏やかな香りで、口いっぱいに広がるやさしい酸味が特徴。まるで水のような透明感をもっており、奥深く軽やかな味わいと上品かつ極上な甘みが楽しめます。

(2)若駒酒造「若駒 キレコマ」

参考価格(税込)3,630円
種類無濾過生原酒
内容量1800ml
原料米五百万石
精米歩合55%
アルコール分16.5%

かつて栃木県南部にあった豊田村(現小山市)に酒蔵を構えている「若駒酒造」。日光連山の伏流水が多く湧いており、良質な水と米に恵まれています。辛口で深い旨みと芳醇な味わいが特徴の「若駒」が代表銘柄です。

なかでも「若駒 キレコマ」は、トップクラスの辛口酒。青りんごを思わせるフレッシュな香りで、苦みと渋みを感じつつキレのあるシャープな旨みが楽しめます。純米仕込みでこの味わいは珍しく、辛口好きにはたまらない逸品です。

(3)飯沼銘醸「杉並木 本醸造」

参考価格(税込)2,090円
種類本醸造
内容量1800ml
原料米月の光
精米歩合65%
アルコール分15.5%

さまざまな酒米を使用した酒造りをおこなっている「飯沼醸造」で、辛口酒といえば「杉並木 本醸造」は外せません

純米酒に比べ軽くスッキリとしており、クセがなく飲みやすいのが特徴。飲みごたえのある辛口を目指して造られているので、辛口の日本酒通にはたまらない逸品です。

1800mlも入っているため、人が集まる機会がある場合やお酒好きの方への手土産にもおすすめですよ。

(4)島崎酒造「東力士 大吟醸」

参考価格(税込)3,630円
種類大吟醸
内容量720ml
原料米山田錦
精米歩合40%
アルコール分17~18%

栃木県は那須烏山で酒造りをはじめた「島崎酒造」は、1849年もの古い歴史をもつ老舗酒蔵。那須岳から湧く清らかな水と良質な米、熟成に適した環境がそろった「洞窟酒蔵」です。

香りには気品をまとい、なめらかさとまろやかさ、のどごしがバランスよく整った逸品。淡麗かつスッキリとした味わいで、魚料理との相性がよい日本酒です。

(5)松井酒造店「松の寿 純米吟醸 五百万石 雫ラベル」

参考価格(税込)1,760円
種類純米吟醸
内容量720ml
原料米五百万石
精米歩合55%
アルコール分17%

塩谷町にある酒蔵「松井酒造店」は、初の下野杜氏として認定された由緒ある酒蔵です。下野杜氏とは、次世代の醸造技術者育成を目的とした栃木県独自の杜氏資格を指します。山から湧き出る天然水を用い、社長自ら丹精こめて仕込む日本酒は格別です。

「松の寿 純米吟醸 五百万石 雫ラベル」は、栃木県産の五百万石と湧き水を仕込みに使用した日本酒。やわらかな口あたりにさわやかな果実を感じさせる香り、酸と苦味による清涼感はまるでサイダーを思わせます

呑み口がよいので、ついつい飲みすぎてしまいそうなお酒です。

(6)第一酒造「開華 AWA SAKE」

参考価格(税込)5,940円
種類スパークリング
内容量720ml
原料米五百万石
精米歩合65%
アルコール分13%

栃木県佐野市で古くから酒造りの町として知られている「第一酒造」。1673年創業と、県内でも最古の蔵元です。酒造りに関わるあらゆるものにこだわりを持ち、洗練された味わいの日本酒を生み出しています。

発酵途中のもろみを搾り、瓶内で発酵の続きをおこなう「瓶内二次発酵」が特徴。柑橘系のさわやかな香りにきめ細やかでクリーミーな泡立ち、スパークリングワインのような酸味であと味もスッキリしています。国内外問わずさまざまなコンクールで金賞・銀賞の受賞歴がある逸品。

いままでの発泡日本酒とは異なった、食事と一緒に楽しめる最高の乾杯酒です。

第一酒造「開華 AWA SAKE」
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【辛口】栃木の日本酒 比較一覧

商品名商品イメージ画像参考価格(税込)種類内容量原料米精米歩合アルコール分
せんきん
「クラシック仙禽 亀ノ尾」
1,950円無濾過原酒720ml亀の尾
山田錦
麹:50%
掛:60%
15%
若駒酒造
「若駒 キレコマ」
3,630円無濾過生原酒1800ml五百万石55%16.5%
飯沼銘醸
「杉並木 本醸造」
2,090円本醸造1800ml月の光65%15.5%
島崎酒造
「東力士 大吟醸」
3,630円大吟醸720ml山田錦40%17~18%
松井酒造店
「松の寿 純米吟醸
 五百万石 雫ラベル」
1,760円純米吟醸720ml五百万石55%17%
第一酒造
「開華 AWA SAKE」
5,940円スパークリング720ml五百万石65%13%

栃木の日本酒を大切な人に贈ろう

栃木は水資源に恵まれた地域で、米本来の旨みや甘みといった個性を引き出した日本酒が有名。日本名水百選の水を使っており、日本酒造りに適した成分量が特徴です。

観光で日光や足利などにお出かけの際は、大切な方への贈り物や自分へのご褒美に日本酒の購入がおすすめ。自分にぴったりな栃木の日本酒を見つけてくださいね。

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