【男女別】おしゃれで豪華な高級扇子19選|人気のブランドもご紹介

扇子は、夏の暑さを涼やかに過ごすお供として最適。
さらに環境に配慮しながらエレガントな雰囲気を演出して、大人の魅力を多方面から引き立ててくれる優れものです。

本記事では「男女兼用」「男女別」に分けて、おしゃれで豪華な高級扇子を19選ご紹介。
厳選された高級素材、そして職人の技が織りなす扇子の魅力をお伝えします。

洗練されたスタイルと上品な印象を追求される方々に、ぴったりの1本が見つかるはず。
煌めく季節に、美しさとこだわりの機能性を備えた扇子で、ワンランク上の清涼感をお楽しみください。

目次
  1. 上質な扇子3つの見分け方
  2. 【男女兼用】おしゃれな高級扇子3選
  3. 【女性向け】おしゃれな高級扇子5選
  4. 【男性向け】おしゃれな高級扇子5選
  5. 【ブランド別】おすすめ高級扇子3選
  6. 【素材別】おすすめ高級扇子3選
  7. 高級扇子を使うときのマナー
  8. おしゃれで上質な扇子で、暑い夏に爽やかな風を吹かせましょう
  9. 高級うちわもおすすめ

※商品情報は記事執筆時のものです。タイミングによって価格や内容、販売状況が変動することがございます。ご了承くださいませ。

上質な扇子3つの見分け方

上質な扇子3つの見分け方

「扇子」と言っても、リーズナブルなものから高級なものまでさまざま。

そこで、ここでは上質で高級な扇子の見分け方を3つご紹介します。

質の高い扇子を選びたいときは、ぜひ参考にしてみてください。

(1)中骨(なかぼね)の多さ

(1)中骨(なかぼね)の多さ

中骨の本数(扇骨)が多いほど、丁寧に作られた上質な扇子です。

耐久性が増し、その分制作するときの手間や技術も必要となるので、質が高まります。
そして、中骨が多い扇子は「扇いだときの風が柔らかい」のが特徴。

一般的な扇子は中骨が15本〜25本くらいですが、質が良い扇子だと35本や45本、またはそれ以上使われています。そのため「扇子を開いたときの中骨の数」で上質なものなのかを判断しましょう。

また、中骨が多いほど重量が増すので、「手に取ったときの重さ」も良い扇子なのかを見極める基準にできます。

(2)扇子に使われている素材

(2)扇子に使われている素材

扇子に使われている素材からも、上質なものかどうかが見分けられます。

一般的に「紙製の扇子の方が高級」とされていますが、生地扇子でもシルク製の上質なものが使用されていたり、「白檀(びゃくだん)」という、非常に高級な香木素材のものもあります。

扇子に使われている素材

シチュエーションに合う素材の扇子を選ぶと良いでしょう。

紙

比較的安価なクラフト紙のものから、上質な和紙を使用したものまであります。
上質な扇子には、和紙が使われる場合が多いです。

クラフト紙は、化学的に生成された植物繊維(化学パルプ)でつくられた紙です。
強度が高いのが特徴で、ドイツ語で「強度」を意味する「kraft(クラフト)」が語源になっているほど。

クラフト紙は比較的安価で、印刷をした際も綺麗に仕上がることから、激安ノベルティグッズやインテリアなど、多岐にわたり使用されています。

一方、和紙は天然の植物繊維を、漉(す)いて繊維を絡めることで作り上げます。

「時間とともに味わいが出てくる」「手にすっとなじむ肌触り」「一枚いちまいに異なる風合いを楽しめる」といった特徴があります。

クラフト紙と同様、強靭で保存性に富んでいますが、和紙の方が比較的高価です。

生地

生地

生地で作られている扇子は「生地扇子」、または「布扇子」とも呼ばれます。扇面に用いられる布地は、ポリエステルなどさまざまな種類があります。

ポリエステルであれば比較的安価、絹や綿といった生地で作られているものは比較的上質なものと判断できます。

また紙扇子とは違い、刺繍やプリントができるためデザインの幅が広いのが特徴です。

白檀(香木:サンダルウッド)

白檀(香木:サンダルウッド)

香木の中で有名な「白檀(びゃくだん)」で作られた扇子を「白檀扇子」といいます。白檀は別名「サンダルウッド」と呼ばれ、木材自体から甘さのあるウッディ調の優しい香りを発するのが特徴。

日本には生息しておらず、中国の蘇州が有名な産地です。そのため希少性が高く、本物の白檀扇子の相場は10〜20万円台と価格帯が高い傾向にあります。

しかし、合成香料を使用した偽物も多く出回っているので要注意。数百円~数千円と低価格で売られてるので、本物の白檀を探している方は、価格帯に注目してみてください。

また、購入する際は専門店といった信頼できるところからの購入が良いでしょう。

(3)扇子に使われている素材の貼り方

(3)扇子に使われている素材の貼り方

紙扇子は、中骨部分に「地紙」と呼ばれる和紙を3枚重ねて貼り合わせ、その間から扇骨を差し込んで作られているため、裏面からでも中骨が見えず美しい仕上がりになります。

生地扇子は、扇骨の片面のみに生地を貼って作られており、一方の面は中骨が露出しています。
しかしその分、透けている生地や刺繍が施されている生地、またプリントデザインの生地など装飾のバリエーションが豊富です。

白檀扇子は紙扇子や生地扇子と異なり、薄い木の板を重ね、糸で合わせて扇子自体を作り上げます。
そのため装飾は、木自体を掘り抜いて模様を描く「透かし彫り」や、木に絵を施す「描き絵」となり、芸術性が高いのが魅力です。

【男女兼用】おしゃれな高級扇子3選

【男女兼用】おしゃれな高級扇子3選

ここからは男女兼用で使える、おしゃれな高級扇子を3つご紹介します。

男女兼用なので、夫婦やカップルで一緒に使うこともできるうえ、印象は上品なままで統一感を持たせられます。

また、持っている服装のテイストがさまざまな方にもおすすめです。

(1) 箔一「金沢箔工芸 金沢箔扇子 ちらし美 天の川 amanogawa」

参考価格(税込)15,900円
材質・和紙
・竹
・金沢箔
包装有り(桐箱ギフトボックス)
サイズ・広げたとき:幅 350mm
・閉じたとき:長さ 220mm× 幅 25mm × 厚さ10mm

「金沢箔工芸 金沢箔扇子 ちらし美 天の川 amanogawa」は、金沢で創業した「箔一」が手がけた紙扇子

扇面、扇骨、組み立て、すべての工程が職人の手作りでこだわり抜かれた一品。金箔の装飾材料である「野毛」(藁よりもさらに細く繊細に切られたもの)「ちぎり箔」「砂子」を用いて、夏の空にきらきらと輝く天の川を表現しています。

和紙も淡い白とブルーのグラデーションで、夜空をイメージさせます。遊び心も感じさせる、夏にぴったりの粋なデザイン。

また、中骨が多いのも上質な証。実用性だけでなく、見た目でも清涼感を感じたい方におすすめです。

箔一「金沢箔工芸 金沢箔扇子 ちらし美 天の川 amanogawa」
金沢箔工芸品 箔一

(2) 米原康人 「京扇子 箔図 image1 黒 黒骨」

定価(税込)8,800円
材質・銀箔
・墨
・扇骨:黒骨
・包装
包装有り(黒いシックな箱)
サイズ・広げたとき:幅約36cm
・閉じたとき:7寸(約21cm×1.2cm)

京もの認定工芸士である、金彩扇子作家「米原康人」が手がけた紙扇子。箔、紙、骨、扇面加工、折り、付けまで全て伝統工芸技術のハンドメイドで仕上げた作品です。

黒の和紙に銀箔を散らして、シックに天の川を描いています。主張はしすぎず、けれどもわかる人にはわかる。そんなさりげない表現で大人の色気を感じる一品

高級感がありスーツや和装にも合いますが、普段着にも馴染んでくれるデザイン。密かにおしゃれを楽しみたい方におすすめの扇子です。

(3) 白竹堂(はくちくどう)「本藍染 扇子セット」

定価(税込)12,100 円
材質・扇面:綿麻(日本)
・扇骨:竹(日本)
 (親骨/黒塗り 仲骨/黒染め)
包装有り(桐箱)
サイズ閉じたとき:約23cm

享保3年(1718年)に京都で発祥した扇子の老舗ブランド、「白竹堂」が手がけた生地扇子。

扇面の綿麻と扇子袋に「本藍染」を施していて、優雅な中にも柔らかみがあるグラデーションが魅力です。

夏の夜が始まろうとしているときや、夜明けの明るくなってくる時間を思わせる淡い色味が、上品なおもむきを感じさせます。

落ち着いた雰囲気の中にも、威厳のある印象が欲しい方におすすめです。

また、国産、かつ天然である藍の原料「すくも」と「灰汁(あく)」を使って醗酵させた液で染めるため、化学薬品を一切使用していません。

【女性向け】おしゃれな高級扇子5選

【女性向け】おしゃれな高級扇子5選

次に、女性向けおしゃれな高級扇子を5つ厳選してご紹介します。
可愛らしく華やかなものから、スマートな印象のものまで取り上げているのでぜひ参考にしてみてください。

使用するシーンを考えると、より良い一品を手にできるでしょう。

(1) 末廣堂(すえひろどう)「緑地菊扇子 扇子袋付」

定価(税込)7,700円
材質45本唐木骨
包装有り(化粧箱)
サイズ閉じたとき:約19.5cm

宝暦年間(1751~1764)から続く「名古屋扇子」の伝統技法で扇子を製作する、大正元年創業「末廣堂」の紙扇子。扇骨・紙・折・仕上げ等の各工程において、伝統的製法を手作りで守り抜いています。

やや深みのある緑の色調が美しく、知的な印象を与えるデザインです。また細い線で大きく描かれた糸菊が、上品かつ大胆なイメージも持ち合わせています

中骨も多く、耐久性に優れ実用的でもあります。

着物にも、オフィスカジュアルにも合うのも嬉しいポイント。スマートな印象で大人の魅力を引き出したい方におすすめです。

末廣堂(すえひろどう)「緑地菊扇子 扇子袋付」

(2) 白竹堂(はくちくどう)「優香(ゆうか) 扇子セット(全8種類)」

定価(税込)11,000 円
材質・扇面:和紙(日本)、シルク(日本)
・扇骨:竹(日本)
 (親骨/親骨/唐木染め  黒塗り(杜若・紫)
 (仲骨/唐木染め)
包装有り(桐箱)
※匂い袋入り
サイズ閉じたとき:約22cm

享保3年(1718年)に京都で発祥した扇子の老舗ブランド、「白竹堂」が手がけた生地扇子。

ひとつずつ手切りされた花々が、柔らかに華やかさを演出します。派手になりすぎていないところも気品を感じる一品。

扇子の中でも珍しい切り絵のデザインで、「おっ」と目を惹くような個性的なものを探している方におすすめです。

上記の商品画像含め、合計8種類の色味とデザインがあるため、自分や贈る人のイメージにあったものを選べます。

(3) 扇子の山二(やまに)「シャルム」

定価(税込)8,800円
材質・親骨:艶塗骨(クリスタルガラス付)
・中骨:染骨
・扇骨素材(生産国)/竹(中国産)
包装有り(桐箱)
サイズ閉じたとき:約20cm

山二は江戸時代中頃の正徳3年(1713)に扇子製造卸問屋として京都で創業した、「山二(やまに)」が手がけた総竹扇子。

全ての扇骨に、レースを想わせるエレガントな彫りが施されていますが、柔らかい木の色調で
落ち着き
も感じられます。

よく見ると親骨だけが艶のある塗装がされているうえ、ワンポイントでクリスタルガラスが付いていて、さりげないおしゃれも楽しめる一品。

和装でも洋装でも使用できる、エレガントなデザインで品よく、かつ華やかさと個性をしっかり出していきたい方におすすめです。

扇子の山二(やまに)「シャルム」

(4) 西川庄六商店(にしかわしょうろくしょうてん)「KOEDA扇子 桜」

定価(税込)4,500円
材質・扇骨:竹
・扇面:ポリエステル
・タッセル(柄部分の紐装飾):ポリエステル
包装有り(桐箱:ブランドロゴ金箔押し)
サイズ・広げたとき:高さ21cm x 幅36.5cm
・閉じたとき:高さ21cm x 幅2.5cm

1585年、近江八幡にて創業した「西川庄六商店」から販売されている生地扇子。安土桃山時代より約400年続く西川庄六商店は、今でいう「セレクトショップ」として事業を行っている、目利きのある商店です。

シンプルなデザインながら色やデザインに統一感があり、色調も淡いため、温かみのある品の良さを感じます。
また、中骨には商品名にもなっている「小枝(KOEDA)」の模様が掘られていて、可愛らしさも兼ね備えているのが魅力。

柔らかく、穏やか、かつ可愛さを感じたい方におすすめの扇子です。

(5) 箔一(はくいち)「金沢箔扇子 ちらし美 金風 kinpu」

定価(税込)13,750円
材質・和紙
・竹
・金沢箔
包装有り(桐箱ギフトボックス)
サイズ閉じたとき:高さ220mm × 幅25mm × 厚さ10mm(24g)

金沢で創業した「箔一」が手がけた紙扇子。

商品名の「金風」とは「秋の風」のこと。中国の五行思想で秋を「金」としているため、秋風の別名として名付けられたのが由来です。

その「金風(秋の風)」を表現するために、色味は淡い金色から上部に向かって緑色になるグラデーションの扇面の和紙に、金箔のちぎり箔がちらしてあり、秋の哀愁と美しさを思わせます

しっとりとした大人の色気を感じたい方におすすめの一品です。

箔一(はくいち)「金沢箔扇子 ちらし美 金風 kinpu」

【男性向け】おしゃれな高級扇子5選

【男性向け】おしゃれな高級扇子5選

ここからは、男性向けおしゃれな高級扇子を5つご紹介します。
スーツや和装などのフォーマルなシーンでも、普段着でも合うような上質なものを選んでいます。

どんな使い方をしたいかを考えながら選ぶと、自分に合う素敵な扇子を手にできるでしょう。

(1) 箔一(はくいち)「柿渋脇漆扇子 波 紺茶」

定価(税込)10,450円
※【2023年7月より値上】
現行価格:10,450円(税込)
→値上価格:13,200円(税込)
材質・真竹
・柿渋和紙
・塗装:本漆
包装有り(桐箱)
サイズ・広げたとき:幅42cm
・閉じたとき:横2cm × 縦26cm × 幅2cm

金沢発祥で、金沢金箔を使った製品を手がける「箔一」から出されている紙扇子。
シックな色味と、親骨にあしらわれた上品なデザインで高級感があります。

和紙と漆、また柿渋の生み出す、落ち着いた深みのある色彩が印象的。
また、親骨の波の絵画で微かに威厳も感じる、不思議な魅力を持った一品です。

和装にもスーツにも、シンプルな普段着にも合うので、いつでもどこでも使用できるのも嬉しいポイント。どんなシーンでも使え、かつ上品なものを探している方におすすめです。

(2) 鈴木扇子店(すずきせんすてん)「近江扇子 男性向け大短地 川辺のもみじ」

参考価格(税込)7,000円
材質竹(高島扇骨)・和紙
包装有り(紙箱)
※桐箱への変更&箱への名入れも可能)
サイズ閉じたとき:7.5寸45間
(約23cm、扇骨45枚)

滋賀県伝統的工芸品の扇骨で作られた「高島扇子」を取り扱う「鈴木扇子店」の紙扇子。

グレー地の色味に控えめな黄金と、もみじの絵がとても上品。さらに、中骨の2本だけ深みのあるエンジ色になっていて、アクセントがあります。自然と目を惹くようなデザイン性の高さが特徴です。

中骨の本数も多く、扇いだときは心地のよい柔らかい風が立つでしょう。見た目が豪華、かつ実用性も兼ね備えている一品です。

デザイン性と機能性、どちらも欲しい方におすすめです。

(3) 舞扇堂「モダン矢絣 扇子袋セット 紺」

定価(税込)6,050円
材質・扇面/綿、ポリエステル(日本)
・扇骨/竹(中国)
包装有り(桐箱)
サイズ・広げたとき:幅約41.0cm
・開いた状態:高さ約22.5cm

創業1968年、京都・伏見に工房を構える扇子専門店「舞扇堂」が取り扱う生地扇子。

中骨の幾何学的な彫りが特徴的で、親骨のみ黒色になっているところに、密かなおしゃれを感じます。また、色味も控えめで上品。ビジネスシーンでも普段使いでも、親しみを残しつつも上質な大人の雰囲気を与えてくれるでしょう。

4種類とバリエーションも豊かで、自分の雰囲気にあうものを選べます。
ビジネスシーンでも、普段使いでも使用したい方におすすめの一品です。

(4) 西川庄六商店(にしかわしょうろくしょうてん)「岡山産デニム扇子」

定価(税込)7,150円
材質・扇面:綿
・扇骨:竹
包装有り(桐箱:ブランドロゴ金箔押し)
サイズ・広げたとき : 高さ24cm x 幅27.5cm
・閉じたとき : 高さ24cm x 幅4cm

約400年続く、現代でいう「セレクトショップ」として事業を行っている西川庄六商店から販売されている生地扇子。

岡山のデニムメーカー「ジャパンブルー」のデニム生地が貼られています。木の色味をしっかりと味わえる太めの中骨、そして親骨は無骨でデニムとの相性が抜群。男心をくすぐります。

カジュアルに、でも上品さを損なわないものを求めている方におすすめです。
耐久性も高いので、タフに扱っても壊れにくいのも特徴。

(5) 保赤軒/ホセッケン「SHELL」

定価(税込)16,940円
材質・扇面:ポリエステル(日本)
・扇骨:竹(中国)
包装有り(牛革扇袋、桐箱入り)
サイズ閉じたとき:約225mm

上絵職人によって立ち上げられた東京、青山にある工房「保赤軒」が手がけた生地扇子。

黒檀の親骨だけに施されている模様がモダンかつ上品で粋。全体的に黒の色味でまとまっているにもかかわらず、透け感やワンポイントで重たくなく、ワンランク上のデザイン性を感じます。

扇子ケ-スも牛革を使用しており、おしゃれなうえに保護力も高く、扇子を長持ちさせてくれます。

「シンプルなデザインだけどおしゃれなものが良い」、そんな方にぴったりの一品です。

【ブランド別】おすすめ高級扇子3選

【ブランド別】おすすめ高級扇子3選

ここでは、ブランド別おすすめの高級扇子を3つご紹介します。
職人が一人で手がけているものや、東京に工房を構えるブランドのものなどをピックアップしました。

作り手の背景に想いを馳せながら選ぶと、扇子の愛着もより一層深まるでしょう。

(1)米原康人「箔彩 hakuiro 老緑」(男女兼用)


引用:金彩扇子作家 米原康人公式サイト「米原康人「箔彩 hakuiro 老緑」

定価(税込)22,000円
材質・扇面:和紙、銀箔、焼箔、膠(にかわ)
・扇骨:焼煤竹
包装有り(桐箱)
サイズ・7寸5分
・広げたとき:高さ 約22.5cm × 幅 約41.5cm

京もの認定工芸士である金彩扇子作家「米原康人」が、手がけた紙扇子。
箔、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸技術でハンドメイドの一品です。

扇面は全て箔加工で独特な光沢を放ち、模様はモザイク柄のようで個性を感じます。「もののあはれ」「幽玄」「侘び寂び」という言葉を想起させるような魅惑的なデザイン。

上品に、でもしっかりと個性を出していきたい方と相性が良いでしょう。

(2)伊場仙(いばせん)「十日町 明石ちぢみ 水色 扇子袋付 桐箱入り」(女性向け)


引用:「伊場仙公式サイト十日町 明石ちぢみ 水色 扇子袋付 桐箱入り

定価(税込)11,000円
材質・素材:竹
・扇面:シルク100%
包装有り(桐箱)
サイズ閉じたとき:高さ21cm

創業天正18年(1590年)創業の扇子と団扇の老舗、「伊場仙(いばせん)」が取り扱う生地扇子。

この「十日町 明石ちぢみ」は経済産業大臣指定の伝統工芸品です。明石に発祥し、西陣を経て、越後の十日町で発展をとげた、正絹で織られた上質な紬(つむぎ)が扇面に使用されています。

微かに感じる扇面のツヤシックな色合いの中骨と親骨、そして親骨に描かれた桜の金蒔絵が程よくマッチ。非常に上品で美しい魅力を感じます。

柔らかい上品さを感じたい方におすすめです。

(3)舞扇堂「頑丈な扇子 漆喰」(男性向き/桐箱入り)

定価(税込)7,260円
材質・扇面:絹(中国)、和紙(日本)
・扇骨:竹(中国)
包装有り(桐箱)
サイズ・開いたとき:幅 約43.0cm
・閉じたとき:高さ 約24.5cm

1968年創業、京都・伏見に工房を構える扇子専門店「舞扇堂」が取り扱う紙扇子。

​​越前和紙に漆喰染めをしていて、色味は少なくシンプルながらインパクトのあるデザインが印象的。裏面には薄い絹を貼って耐久性を強めていて、細やかに作られています。

中骨の色と扇面の色調は抜群のマリアージュで、上品さも感じられる一品。
男女共に使用できる色合いで、和装にはもちろん、普段着でも馴染んでくれます。

どんなシーンでも爽やかに、かつ上品に使用できる扇子を探している方におすすめです。

【素材別】おすすめ高級扇子3選

【素材別】おすすめ高級扇子3選

次に「紙扇子」、「生地扇子」、「白檀」の素材別でのおすすめ高級扇子を3つピックアップしてご紹介します。
素材によって耐久性やデザイン、風の柔らかさも異なります。

素材重視で扇子を選びたい方は、ぜひ参考にしてみてください

(1)【紙扇子:裏地に絹】舞扇堂「好運の黒扇子(扇子袋付き・桐箱入り)全2柄」

定価(税込)8,800円
材質・扇面:レーヨン紙、絹(日本)
・扇骨:竹(中国)
包装有り(桐箱)
サイズ広げたとき:幅 約41.0cm
閉じたとき:高さ 約22.7cm

創業1968年の京都・伏見に工房を構える扇子専門店、「舞扇堂」が取り扱う生地扇子。

扇面から房飾りにまで黒色と縁起物を細部に施し、「厄災から身を守る」という想いを表現しています。

中骨に描かれている龍は「発展の象徴」房飾りのタイガーアイは「本質を見抜き、厄災を退け成功をもたらす」と言われています。

また、とんぼは「勝虫」と言われ勝利を呼び込む縁起の良い柄で、房飾りに使用している「オニキス」は「信念」を象徴する石です。

デザインもマットで落ち着いているため、普段使いにも向いています。
おしゃれも楽しみつつ、ビジネスやスポーツ観戦でゲン担ぎをしたい方にもおすすめです。

舞扇堂「好運の黒扇子(扇子袋付き・桐箱入り)全2柄」

(2)【生地扇子】白竹堂「美織扇子セット 全3種類 女性用」

定価(税込)13,200 円
材質・扇面:絹(日本)
・扇骨:竹(日本)
・親骨:塗り
・仲骨:唐木染め
包装有り(桐箱)
サイズ高さ 約21cm

享保3年(1718年)に京都で発祥した扇子の老舗ブランド、「白竹堂」が手がけた生地扇子。

夏の着物に用いられる「紗(しゃ)」の織物の扇面に、チョウ、ネコ、フクロウをワンポイントで織り合わせたデザインで、可愛らしく涼しげな印象が魅力。

よく見ると、ワンポイントが施されている生地も、さりげなくストライプの柄があり、製作に繊細さが感じられます。

上品さと可愛らしさを兼ね備えた一品で、幼い子からご年配の方まで年代問わず使えるため、2世代や3世代でお揃いで買うのもおすすめです。

(3)【白檀】銀座かなめ屋「白檀象牙扇子(6寸5分)2023-3|希少な白檀×手彫象牙の親骨+西陣織携帯ケース付」


引用:銀座かなめ屋公式サイト「白檀象牙扇子(6寸5分)2023-3|希少な白檀×手彫象牙の親骨+西陣織携帯ケース付

定価(税込)173,800円
材質・中骨:白檀、透かし彫り
・親骨:象牙
・白檀:インド産
・象牙:手彫り
・飾り房:正絹
包装有り(桐箱)
サイズ閉じたとき:高さ 6寸5分(約18.5cm)

1934年創業、和装小物の専門店である「銀座かなめ屋」が取り扱う白檀扇子。

中骨の彫りが緻密で芸術性が高く、煽げば白檀の香りで、圧倒的な存在感を放ちます。さらに親骨には希少な象牙が使用されていて、群を抜く高級品です。

飾り房には正絹が使われていて、徹底したクオリティの高さで息を飲みます。「素材」「デザイン」「使い心地」すべてにおいて上質なものを求めている方におすすめの一品です。

高級扇子を使うときのマナー

高級扇子を使うときのマナー

せっかく高級扇子を持っていても、正しい使い方を知らなかったら、なんだか少しもったいないですよね。

そこで最後に高級扇子を使うときのマナーを3つ紹介します。

扇子を正しく使いこなし、大人の魅力をグッと引き上げましょう。

(1)ゆっくり開いて全開にしない

(1)ゆっくり開いて全開にしない

左手の親指を使い、一番外側(閉じているときは上側)の親骨から、順に押し出すように開きます。少し開いたら両手でゆっくりと広げましょう。

このとき全開にせず、最後の2、3本は残して開くのがマナーです。「月つき満みつつれば則ちすなわち虧かく」という言葉の意味(満月が必ず欠けるように、物事は盛りに達すれば必ず衰え始める)から、全開は避けておくのが良いという想いが込められています。

(2)男女で持ち方が違うため要注意

(2)男女で持ち方が違うため要注意

男性の場合は、中骨をまとめた要(かなめ)の部分を「親指が相手に見える」ように持ちます。

一方、女性は要を挟むように持ち、「自分の手の甲が相手に見える」ようにするのが正しい持ち方です。

(2)男女で持ち方が違うため要注意

(3)胸元あたりから顔に向けて静かにあおぐ

(3)胸元あたりから顔に向けて静かにあおぐ

パタパタと扇いで、周囲の人に風が当たってしまうのはNG

周囲の人に風が当たらぬよう、胸元あたりから顔に向けて静かに扇ぎましょう。そうすると自然と優雅な印象になりつつ涼を味わえます。

おしゃれで上質な扇子で、暑い夏に爽やかな風を吹かせましょう

おしゃれで上質な扇子で、暑い夏に爽やかな風を吹かせましょう

扇子は日本の古来から伝わる、夏を優雅に楽しむ道具です。普段の服装やライフスタイル、扇子を使いたいシーンがいつなのかを想像すると、扇子選びも楽しくなります。

自分にぴったりの高級扇子を見つけて、この夏をおしゃれに優雅に乗り切りましょう。

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